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Campbell's Soup I(Tomato) なぜ、ウォーホルはキャベル・スープ缶を描いたのか?
ポップアートのアーティストとして、数多くの傑作を描いたアンディ・ウォーホル。彼の多大な作品群の中でも、キャンベル・スープ缶のシリーズは、もうおなじみです。
では、なぜウォーホルは、モチーフにキャンベルのスープ缶を選んだのでしょう?理由はじつにシンプル。「僕は自分が美しいと思うものを、いつも描いているだけです。(中略)僕はスープを描いていますが、それは僕がスープを好きだから。」

ウォーホルがスープを好きになったのには、実は、ちょっとした背景があります。ウォーホルの母親は、毎日毎日、食卓にキャンベル・トマトスープを出しており、その影響からか、ウォーホルは大人になってもキャンベル・トマトスープをずっと食べ続けていたそうです。「今日のスープは用意しましたか。1日1回、毎日スープ、もちろんキャンベル・スープ」という1958年に使われていたキャンベル・スープのコピー通りの食生活をウォーホルは送っていたわけですね。
キャンベルスープをモチーフにしたアンディ・ウォーホルの主な作品
「Big Torn Campbell's Soup Can(BlackBean)」
「Big Campbell's Soup Can,19¢」
「200 Campbell's Soup Can」
「100 Campbell's Soup Can」
「Campbell's Soup I(Tomato)」
「Campbell's Soup Can with Can Opener」 など

参照:講談社版「現代美術」第12巻アンディ・ウォーホル
© The Andy Warhol Foundation for the Visual Arts/ARS,NY&JVACS0Tokyo,2003
100 Campbell's Soup Can
経歴紹介
1928年、ペンシルバニア州ピッツバーグ生まれ。カーネギー工科大学を卒業し、「ニューヨーカー」や「ヴォーグ」といった雑誌のイラストや、ティファニーのウインドウ装飾を手がけるなど、当初はおもに商業分野で活躍しました。その後、ドローイングによるアートづくりを開始し、写真をベースとするシルクスクリーンに着手。従来の難解な現代アートとは違う、わかりやすさが大衆に支持され、その地位と名声を確立します。作品では、キャンベル・スープ缶、コカ・コーラ瓶、エルヴィス・プレスリー、マリリン・モンローなど、アメリカを強くイメージさせるものや人を主題にしているのが特長。1987年に心臓発作で急死するまで、ポップ・アーティストとしてだけでなく幅広い分野で高い実力を発揮し、つねに多くの人々の注目を浴び続けていました。
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