劉 |
日本人は生ものをよく食べますが、中国はほとんどの料理に火を通します。これが一番の違いではないかな。 |
浅 川 |
台湾も香港も韓国もそうでしたね。日本は同じアジアでも、独特な食文化なんですね。 |
高 木 |
聞いたところによると、同じ『炒める』でも、炒め方によって単語がたくさんあるとか… |
劉 |
そう、中国料理は加熱する料理ですから、火の強弱や調味料・油の使い方別に、たくさんの言葉があるんです。例えば強火で炒めるは『炒(チャオ)』、同じ強火で、すばやく炒めると『爆(バク)』です。 |
浅 川 |
言葉の多さに、中国の調理法の多様さが表現されているんですね。それから、味付けの多様さは、あの多くの調味料に現れているんでしょうね。豆板醤、甜面醤、豆ち、芝麻、XO醤、牡蠣油…。日本で買えるものでもたくさんありますね。 |