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アフタヌーンティはティバックで…。え!
ミルクティ イラスト
高 木
イギリスといえば、アフタヌーンティー…。優雅なあの段々になった皿で、サンドウィッチとお茶なんかを楽しんでいるんでしょうね…(うっとり)。
峰 松
いいえ、普通の一般家庭ではアフタヌーンティーはありませんね。あれは貴族の18世紀の習慣ですからね。高級ホテルのティールームには観光客用に今でもあるようですが、家庭では「ちょっと疲れたね、じゃ、お茶飲もうかしら…」といった感じ。日本とだいたい同じですね。
高 木
でもでも、さすがにティーバックではない、ですよね…。
峰 岸
いいえ、ティーバックですよ。(きっぱり。)
高 木
ええーーーーーーーーっ。(びっくり)
峰 松
忙しい毎日ですからね。でも美味しいですよ、ティーバッグでも充分。そしてこだわっているのは、先にミルクを入れること。スコーンは家庭でもお茶請けにしますね。
浅 川
あちらの水は硬質で、紅茶に良く合うんですね。そして紅茶も、色も香りも濃く出る。日本では濃すぎるように思うけれど、ミルクティーには良く合うんですよね。スコーンはフランス・スイスでは無かったな、イギリス独特なんですね。日本でいう『お茶請けのおせんべい』の感覚でしょう。それからレモンティはどうやら日本人がレモンを広めたくて考えた組み合わせらしいですね。それともアメリカから入ってきた飲み物かもしれない。ミルクティかストレートか、どちらしかないものですから…。考えてみれば日本人がせっせと集めているウエッジウッドなんかも、貴族のものなんでしょうね。 あはは!

霧のロンドン?それは、昔むかしのお話…。
峰 松
そうそう、日本はそろそろ花火大会の季節ですよね。ロンドンでは、花火大会は夏にはありません。そもそも、いわゆる「花火」をみることを目的としたイベントもないんですね。ひとつだけ例外的に11月に『ガイフォークス ナイト』という花火大会があるだけ…。
高 木
確かにヨーロッパの花火って、大晦日のカウントダウンのイメージがありますね。冬のイメージだわ!日本では逆に、冬に花火大会はほとんどないけれど…。
浅 川
南仏モナコでは、花火大会は確か夏でしたよ。世界各国の花火師が集まるインターナショナルなイベントで、5〜6月のF1グランプリの後ですね。モナコは海の景色が美しいから、それを引き立てるための夏の花火大会なのかもしれないですね。海といえば夏ですからね。逆に、ロンドンは夏よりも冬のイメージ。
花火 イラスト
峰 松
そうそう、冬といえば『霧のロンドン』って言いますでしょ?あれって昔のお話し。昔はどこの家も暖炉で薪をたいていた。それが原因で大量の霧が出ていたんですって。今はどこの家庭でもセントラルヒーティングになっているから、霧はひと冬に1、2回あるかないか、なんですよ。

冬の花火とあったかスープ〜ガイ・フォークスナイト

スープ、ホットドック イラスト峰松さんのお話しにあったイギリスの冬の花火大会「ガイ・フォークス・ナイト」。 ガイ・フォークスとは、当時の国王James 王を殺害するために英国議会を爆撃しようと企てた男性の名前。彼の計画は未然に防がれ1605年11月5日、死刑に処さられたことに因んで、毎年11月5日にたくさんの花火を上げるようになったんですって。華やかなイベントとはいっても11月のイギリス。外はと〜っても寒いので、体をあたためるために、ホット・ドッグやスープなどを花火を見ながら食べるそうです。寒〜い冬にあったかスープ。ふぅふぅしながら見る冬の花火…。なんかロマンティックですね。


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