高木 |
最近良く見かけるようになった『ブルーチーズ』なんかはどうでしょう?かなりのクセとにおいがありますよね。 |
浅川 |
青かびのチーズはまさに万能選手ですよ。チーズの発酵臭や青かびの風味に馴れていない人はちょっと苦手かもしれませんが、これは本当に美味しいチーズです。使い方はそのまま食べてもいいし、料理のソースにしてもいい。温めて生クリームを入れてパスタのソースにしたり、お肉のソースにしたり。キャンベルのクリームマッシュルームにゴルゴンゾーラを少し加えたパスタソースは美味しいですよ。風味の生きているモノ同士ですからね! |
高木 |
私もフランスで人気の『ブルサンのハーブ&ガーリック』を使って、チーズリゾットを作ったりします。コンソメにブルサンを入れて、ごはんを入れるという、いたってカンタンなものですが(笑)。ところで浅川さん、チーズってどれくらい保存がきくんでしょう? |
浅川 |
まず、必ず美味しく食べられる目安は賞味期限から1〜2週間くらいまででしょうか。もちろん保存状態によりますから、匂いを嗅いだりちょっとかじったりして、自分の舌で確かめて。そういえばフランスでは、チーズは冷蔵庫に入れないんですよ。 |
高木 |
確かにマルシェでは、外で売っていますものね。ガラスのケースに様々なものが入っている。 |
浅川 |
フランスは湿度が低いですから、家庭では風通しの良い所で常温で保存します。チーズは発酵食品で日々成長しますから、冷蔵庫に入れると発酵が止まってしまうんですね。ただ、湿度の高い日本ではやはり、冷蔵庫に入れた方がいいと思います。いずれにしても熟成度合いによって美味しさが違うから、上手く保存して、段階別の味を楽しんでください。 |