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第21回おしゃれスープトーク 続き

質より量!大量!そして、日本人は太る。
岩 谷 質より量で日本と全く逆。そして味はかなりおおざっぱ。アメリカに渡って、もっとも感じた点は、これですね。量がかなり多いんです!もうぜんぜん食べきれない。そして更に驚くのは、こんなに食べられるはずがないと思っていても、なぜか3ヶ月くらい経つと全部食べられるようになってしまう。出されたものを残すという感覚が日本人にはないからでしょうか…。結果的にみんな太ってしまうという現実が待っています。
浅 川 僕がフランスやスイスに行った時にも「量が多いな」と思ったけれど、アメリカの多さは度合いが違いますよね。びっくりするよね。
高 木 アイスクリームなんかもすごいですよね。ほら、アメリカ映画を観ていると、アイスクリームのでっかいパックをひとりで抱えて食べていたりしますものね。あれって、日本だとファミリーパックでしょ?
浅 川 でもね、アメリカ人って身体が大きいから食べられるのだと思う。日本人は華奢ですからね、本来持っている体質が違うんでしょう。でも、‘食’ってホント不思議でね、だんだんなれちゃうんですよ。量も食べられるようになってしまうんだな。 何回かテストを行った事があるのですが、外国でその国の人と食事をすると日本人を違って、大食漢だなと思われる人がいますよね。でも日本で和食などを食べさせますと、日本人と比較して量が食べられない。 逆に日本人は良く食べるなと言われるケースもありました。 これは味が合わないとか嫌いと言う事ではなく、食べ慣れていないものは量が入らないと言う事だと思います。

アメリカでは‘残して平気’のごちそうさま。
岩 谷 日本では食事を残してはいけない、作った人に失礼だ、という考えが基本ですよね。でもアメリカは違う。食べたいだけ食べて、食べきれなくなったら残して「ごちそうさま」という感じです。最初はびっくりしたけれど、文化の違いなので、これは慣れるしかないと思いました。
高 木 アメリカでは、逆に少なすぎるのは失礼にあたるのかしら?日本で残されてしまったら、口に合わなかったのかしら?と不安に思ってしまいますよね。

食への執着。はっきり言って、ありません。
岩 谷 アメリカ人の友達は、食はあまり気にしてなかったですね。スニッカーズみたいなお菓子をいつも食べている人もいたし。(ええっ!と一同、びっくり。)だいたいみんなサンドイッチを食っていました。
浅 川
食に執着がないんじゃないかな。アメリカってアングロサクソンだから、イギリスと一緒なのかもしれないよね。民族の違いなんですよ、きっと。食べることと恋愛が人生の楽しみというフランスは、ラテン系民族だものね。

ニューヨークセレブの合い言葉!?
浅 川 でも最近は、アメリカでもお金持ちは食にこだわり始めていますね。10年くらい前から健康ブームが始まっている。「ヘルシー」ってニューヨークで最も良く聞く言葉ですよ。
高 木 そういえば、ヘルシーを前提にした『SUSHI』ブームが起こったのもニューヨークでしたね。カリフォルニア・ロールも、ライス、野菜がいっぱいでヘルシーだから流行ったんですよね。アボガドをトロに見たてた感覚はオモシロかった。
浅 川 でも、ニューヨークはアメリカの中でも特種な地域だから、ニューヨークがアメリカの全体だと思ったら、大間違いなんだよね。

カリフォルニアロールの発祥地
スシ イラスト
日本に逆輸入されたカリフォルニアロール。アメリカの健康ブームにのって人気の出たSUSHIが、アメリカ文化をまとって、みごとに変身した食べ物ですね。もともとナマ魚を食べる習慣のなかったアメリカ人が、アボガドをトロのかわりに入れたことは有名。日本でも‘アボガドとわさび’はすっかり定着しました。不思議なのが『なぜ、海苔が内側に巻かれているのか?』。これは‘黒い食べ物’を嫌ったアメリカ人が、それじゃあ、見えないように内側に巻いてしまおうと工夫した結果とか…。 外国の食事を器用にとりいれてきた日本に逆輸入されたヌーベルSUSHI、 おもしろいですね。

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