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Chef'sおしゃれスープトーク 世界の食卓 のぞき見隊 デンマーク食事情編 今月のゲスト 堺慎一さん

知っているようで知らない『世界各国のふつうの食事』。 マスコミにもめったに登場しない一般家庭の食事情を、楽しいトークで紹介して大好評のおしゃれスープトーク。 このたびなんと第20回を迎えました! 記念すべき20回目を飾る国は、『大自然・インテリア・LEGO』で有 名な最近人気沸騰中の国、そうデンマークです。ご紹介くださるのは、昨年から1年間、福祉を学ぶためにデン マークに留学していた堺 慎一さん(30歳)。寮での食生活は肉!肉!肉!だったとか…。そして色も濃い、味も濃い…、 えっ、同じヨーロッパでもこんなに違うの!?さあさあ、さっそく聞いてみましょう。この国の料理、いったい どんななのかしら
第20回イメージ写真

アンデルセンの人魚の街 hou(ホウ)
 堺 僕が暮らしていたhouは、オーフス県のオダー市にある小さな海沿いの田舎町です。 ここに、僕が通っていた全寮制のフリースクールがあって、そこで暮らしていました。 自然がたくさんあって素晴らしい街だよ!
浅 川
以前、ノルウェーに行くのに乗り継ぎでコペンハーゲンで4〜5時間待たされたことがあって、その時に見学しましたよ、houを。キレイな街、清潔な印象ですね。ヨーロッパの中でも北欧の香りがあって、整然とした印象ですね。

憧れのロイヤルコペンハーゲンも、デンマーク製品
工芸イメージ
高 木 デンマークといえば、ずばり『ロイヤルコペンハーゲン』を思い出すわ!コバルトブルーで描かれた花模様は、誰もが一度は目にしたことがあるのではないかしら。ちなみにこの装飾モチーフの起源は、中国であると考えられているとか…。だから私たち日本人の生活スタイルに馴染み易いのかもしれませんね。
浅 川 デンマークの食器といえば『ダンスク』を思い出しますね。『ダンスク』とは、デンマーク風の意味なんだそうですね。
高 木 その他、カジュアルなものとしては『ウワスラ』や『フィッシュ』が有名。グリ−ンやイエローの温かみのあるデザインは、みなさんも見たことがあるのではないかしら?デンマークの食器はどれも優美なデザインのみならず使いやすさ、耐久性にすぐれていますね。
 堺 デンマークは工芸の国でもありますからね。とはいえ、僕の食生活はいたってシンプルな食器だったけれど…(笑)。

ライスはパサパサ?料理は色濃&味濃い&肉ばかり!?
高 木 堺さんのデンマークでの食生活の感想は?
 堺 とにかくライスがぱさぱさだなぁと感じました!僕、お米大好き人間なんですよ。だからこれはきつかった…。それに、色も味もめちゃくちゃ濃いものが多い。それにも増して、デンマーク人は塩胡椒を本当にたくさんかける。薄味好きの日本人はちょっと驚くね。そして肉だらけ!魚をほとんど食べません。肉率が90%かな。
高 木 あらら、イギリスが味がなくてなんだかなぁ、と思ったら、デンマークは濃すぎだなんて…。以前、東京でデンマーク料理を食べたことがあるけれど、オープンサンドのニシンの酢漬けがしょっぱいしょっぱい!あの店のせいではなかったのね。
肉率90%
浅 川
肉中心文化は北欧全体がそうみたいですね。寒い地方だから野菜が採れないんですよね。酪農は盛んだから、どうしてもたんぱく質中心の食事になってしまうんだよね。

魚はマズイ?デンマーク。
 堺 オモシロイ話。学校でよくあることなんだけれど、朝のミーティングで「今晩の食事は魚です」とアナウンスがあると、その晩のご飯時には人数が半数になってしまう。いない半分は近くのホットドッグ屋に直行!本当に魚が嫌いな人種なんですね。聞いたところ、まずいとか、肉の方が美味しいからとか、骨が理解できないとか…。昔からデンマークではあんまり魚を食べないらしいです。食べないから、料理方法も美味しく進化しなかったとも。悪循環(笑)

第20回おしゃれスープトークの続きはこちらから

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