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第5回 おしゃれスープトーク
第5回イメージ図
おしゃれスープトークでは
お正月編
門松

好評をいただいている、おしゃれスープトーク。世界中の美味しいものなら彼にオマカセ!の、キャンベルのシェフ・浅川秀樹氏と、日本中の食卓をお洒落にするなら彼女にオマカセ!の、フードスタイリスト・高木博子さんの、アイディア満載のトークタイムです。今回は、『お正月』がテーマ。これをチェックすれば、新年の食卓が華やぐこと、間違い無しです!一年の計は、元旦にあり。そして、2002年、料理の計はおしゃれスープトークにあり、かな!?
電球
浅川秀樹…フレンチのシェフを10年努め、探究のため単身渡欧し2年後帰国。帰国後、輸入食品メーカーを経て、現在キャンベルジャパン(株)で業務用スープのビジネスマネージャーに至る。一流シェフとの交流も多数。

高木ひろ子…いろいろな国のスープを食べ歩くのが趣味のフードスタイリスト。TVの料理番組、女性誌などで幅広く活躍中。

味わうお正月
ハーブ・コンソメ・おもち
洋風お雑煮
!必ず耐熱カップを使ってね。
大麦・ワイルドライス
ヘルシーお雑煮
照り出しのためにパイに
洋風鍋レシピ
お正月は「和風」って、決めつけてませんか?
高木
クリスマスが終わると、次に控えるはこれまた一大イベント、お正月ですね!
浅川
クリスマスも賑やかで楽しいけれど、お正月は日本の文化が象徴的に現れている、日本人にとって、最も大切な行事ですよね。
高木
それに、家族や親戚が集ることのできる大切な団欒の時でもあるんですよね。浅川さん、お正月といえば…。
浅川
まずはお雑煮でしょうね。お雑煮も立派なスープです。おしゃれスープトーク的にも、今回はこのお雑煮に焦点を当ててみましょう。
高木
賛成賛成! お雑煮って毎年3日間、いつも同じ味をいただくでしょ?郷土の味、家庭の味って言えば確かにその通りなんだけれど、さすがにちょっぴり飽きてしまうんですよね…。しかも、3が日を過ぎてもなんとなく冷蔵庫に残ってしまうし・・・。だから新ネタ大賛成です!
浅川
例えばね、餅つき機のあるご家庭だったら、お餅にハーブを混ぜて、スープをコンソメ味にしても楽しいですよ。
高木
それって新鮮!よもぎ餅みたいな感じかしら?洋風のお雑煮ですね!
浅川
そうそう、お雑煮に大麦を入れてもいいですよ、溶けないお餅の感覚ですね。歯ごたえもあるし、ヘルシーですよ。
高木
ワイルドライスなんかもいいですね。栄養があって。
浅川
お雑煮だから和風と決め付けない。お料理は発想ですよ。
高木
そう考えると楽しいですね!そういえば、お餅はクリームタイプのスープにも合うはず。
浅川
うん、いいアイディアですね。お餅と相性がいいチーズを入れても美味しいんじゃないかな。あと、おでん種がクリームタイプのスープに合うってご存じでした?
高木
えーっ、おでん種ですかー!考えてもみなかったけど・・・和風シチュウか、はたまた洋風鍋か・・・
浅川
まさに和と洋の供宴!鍋の美味しい季節だし、ぜひお試しください。
高木
はいっ!チャレンジしますっ!新しい家族団欒メニューに加えましょう。

和風トッピング
松茸

三つ葉


じゅんさい

ぎんなん


干し海老

おふ
旬の食材を使って、家族の喜ぶメニューに挑戦
高木
味覚的にはかなり新しいアイデアが出ましたが、トラディショナルなお雑煮もやっぱり捨てがたいですよね。
浅川
高級割烹料理店のカンジ、ですね?
高木
そうそう、ちょっと木の芽をあしらってるだけなのに、素敵!おいしそう!と思ってしまう。
浅川
いつものご家庭のお雑煮でも、おめでたいもの、例えば松茸やぎんなんなどを浮かべると、特別感が増して、よりお正月らしくなりますよ。
高木
洋風のお雑煮でも、見た目に美しい和風テイストの浮き身を加えると、とたんに日本料理の風情が出ますね。
浅川
三つ葉の茎を美しく結んで浮かべたり、干し海老の赤を添えてみたり。
高木
じゅんさいもいいんじゃないかしら。それから、最近手に入りやすくなったカラフルで奇麗なおふを浮かべても、とっても可愛らしいですね。
浅川
高木さん、ノッてきましたね?女性らしい発想ですよね。
高木
誰かが『料理は愛情!』って言ってたけれど、愛情を表現するためには工夫が必要。
浅川
『料理は演出!』ってことだね(笑)
高木
そこはおまかせください。本領発揮しますよ、スープフェチこぼれ話でね。

スープフェチこぼれ話

と、いうことで高木さんがスタイリストの意地をみせてご提案する「お雑煮がもっとおいしくいただける器たち」のご紹介です。
洋風雑煮がミスマッチで素敵なのが漆の椀です。蓋付きなら、なお良し。開けた時のお客様の驚きが楽しみ。
茶碗蒸しの蓋付きの器を、お雑煮に使ってもスマートですよね。
トラディショナルなお雑煮を新しい感覚で盛り付けるなら中華皿もいいですよ。
 
ほたるの器がとても好きで集めているんです。あの、丸いすかしのある白い小椀に白味噌仕立てのお雑煮、新鮮です。クリームタイプのスープにおもちをいれて、和洋中のミックスが遊びゴコロがあってなかなかお洒落!
また、北欧のブランド、ダンスクのぽってりした器や、土ものの器はそれだけで暖かい雰囲気に。高級和食屋さんを目指すなら、黒い陶器や久谷の赤絵の器など・・・ポイントは、おもてなしの心を現すために、食材も器もワンパターンに決めないで、いろいろと試してみるということ。暖かい家族団欒のテーブルに、ルールは必要ないってカンジですね!

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