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Chef's おしゃれスープトーク
おしゃれスープトークでは、キャンベルならではのスープ関連情報などをシリーズでご紹介します。 ニューヨークスープ事情編
コメディ番組でテイクアウトのスープ専門店『スープキッチン』が取り上げられて以来、大ブームが続いているというニューヨークのスープ事情。世界中の食に詳しいキャンベルのカリスマ料理人・浅川秀樹氏と、女性誌やTVで活躍中のフードスタイリスト・高木ひろ子さんのお二人が、スープをめぐる冒険に、いざ出発! さて、どんなおしゃれトークが飛び出すやら…
浅川秀樹…フレンチのシェフを10年のキャリアを積んだ後、探究のため単身渡欧し2年後帰国。輸入食品メーカーを経て、現在キャンベルジャパン(株)ビジネスマネージャー。一流シェフとの交流も多数。

高木ひろ子…いろいろな国のスープを食べ歩くのが趣味のフードスタイリスト。TVの料理番組、女性誌などで幅広く活躍中。
‘スープ’は忙しいニューヨーカーの定番ランチメニュー
Balducci's
高木 ニューヨークでは、スープがブームなんですってね。
浅川 SOHOなどに行くと、スープキヨスクと呼ばれるオシャレなスープ屋台をよく見かけるよ。
街中のデリから、『バルドウィッチ』のような高級食材店まで、あらゆる店にテイクアウトスープがあるんだよね。日本人には飲みきれない程大きなカップに入って出てきてね、ランチタイムになると、人気の店は大行列。日本でいえば、そう、話題のラーメン屋さんのような感じかな。」
高木 スープランチってどんな内容なの?」
浅川 何種類ものスープの中から1品セレクトして、それにパンとフルーツをつけて、7ドルとか8ドルとか、そんな感じ。日本ではスープというと味噌汁感覚だけれど、アメリカのスープは野菜やシーフードなどの具がたっくさん入っていて、もう立派な食事なんだよね。
そうそう、今、ニューヨークで話題の店、クイーンズボロブリッジのたもとにある『ガスタビーノ』ってレストランのスープ・デ・ポワソンは最高だよ! 魚のすり身のスープでね。雑魚が丸ごと入っているから、色はあまりキレイじゃないんだけれど、とっても濃厚な味が出ていてね。そのだしが何とも絶妙なんだよ! うぅん、そうだな、その味たるや、女性のタイプにたとえると…・」
高木 ねえ浅川さん、話し、戻しましょうよ…
浅川 あっ、これは失礼。ともかく、スープはもはや、ニューヨーカーの定番ランチなんだよね。
高木 スープにパンとフルーツがついてくるなんて、ヘルシーで、しかもオシャレね!」
浅川 短時間でスピーディーに、たっぷり野菜をとれるんだから、スープはヘルシー&クイックなご馳走なんだよ。」
高木 なるほど、納得。
で、ニューヨークで人気のスープは?
高木 さすがニューヨーカー。忙しくても健康には常に気を配っているのね。ところでどんなスープが流行っているの?」
浅川 ベーシックなのはスプリットピー・スープという豆をすり潰した緑色のスープかな。ダウンタウンのイーストサイドにある『カッツ』というサンドウィッチショップのスプリットピースープは、かなりいけてるよ。余談だけど、ここのビーフパストラミサンドは最高でね! ピクルスもこーんなに…
高木 ですからぁ…浅川さーん、これはスープトークなのでぇ…
浅川 あっ、これはまた失礼。
高木 本当に美味しいものがお好きなんですね、浅川さんって。うふふ。目が輝いてますよ! 私も負けず劣らず美味しいもの好きなんですけど、夏になると食欲が落ちちゃって…
浅川 『ガスタビーノ』のシェフの話だと、こういう暑い時期には冷たい’プラムスープ’や’キャロットインジンジャー’というスープがおすすめらしいよ。
高木 プラムって、フルーツのプラムですか?フルーツのスープって、飲んだことないんですけど。甘いのかしら、酸っぱいのかしら・・・。やっぱり海外と日本では味覚の違いってあるんでしょうね
浅川 そうだねぇ。ニューヨークのスープでいえば、スープの具になっている素材の味が中心のモノと、スパイスや塩味が効いているモノに分かれるかな。
高木 ふーん、良く言えば素材の味が生きている、悪く言えば・・・大雑把ってとこかしら。
浅川 日本人の味覚にはちょっと・・・っていうスープもあるよ。ああ、外国の味だな、っていう楽しさはあるけどね。でも、やっぱり日本人には日本人の舌にあったスープがあるんだよ。
高木 日本でも、デリやカフェで新しいスタイルのスープが飲めるようになったけど、私たちのための、美味しいスープバーがもっと欲しいわネ!
浅川 これからは日本人にも、もっとスープが身近なものになっていくと思うよ。
高木 そうですよね!まずはふたりで始めません?おしゃれなスープバー!
スープフェチこぼれ話 −スープナチ−
対談にも登場したSOHOで人気のスープ専門店「スープキッチン」では、行列を待つ間にメニューを決めておかないと、困ったことになるらしい。自分の順番が来た時にモタモタしていたら、さあ大変。コワモテの主人にキッと睨まれ「ハイ、次!」と列の最後尾に逆戻り。これが相当恐いらしく、付いたあだ名が『スープナチ』。それでもニューヨーカー達は今日も、『スープナチ』の元へ行列を作りに行くのであります。よっぽど美味しいのね…。
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